これは私が短大時代の頃の話です。当時私は県外にある短大に通っていたため、アパートを借りて一人暮らしをしていました。その時は男性にはあまり興味がなく、大好きな絵の勉強をしながら日々充実しながら過ごしていました。
 学校では常に自分の作品と向き合う日々。そんな中、私のアトリエに一人の男性が入ってきました。その人は私と年齢が同じくらいで、私と同じ県外から来て一人暮らしをしている人でした。たまたまその人は休憩中で、私のアトリエ部屋がたまたま開いていたのを見つけて見に来たのでした。
 顔立ちは爽やかな感じのイケメンで物腰は柔らかい、話し方も丁寧な人で、その人と話をしているうちに次第に仲良くなっていったのです。この事がきっかけで、私達は時間の合間を見つけては、お互いの事を話したり、生まれ育った地元の話をして花を咲かせていました。
 ある時、私はその男性に「付き合おう」という話をしてきたのです。私もこの人と付き合いたいと思っていたので、周囲には内緒で私達は付き合うことになったのです。彼は他の女性から人気があったらしく、絵の腕前は他の人からも一目置かれているそうで、見た目もイケメンだったこともあり、ほとんどの女性は彼のことをずっと目を付けていたそうなんです。このことは付き合ってから、友人に話を聞きました。
 作品製作を一通り終え、私は彼のアパートに行くことになりました。そこでお酒やおつまみなどを買い、二人で雑談を楽しんだのです。お酒を飲んで軽く酔った時、彼は私よりも酔っぱらっていたのか、フラフラの状態で私を押し倒したのです。
 私もお酒を飲んで酔っていたので、体に力が入らず抵抗は全くと言っていいほどできませんでした。そのまま流れる形で私達はお互い愛を確かめるように体を重ね合いました。翌朝、私はなんとなく昨日どうなったのか覚えていましたが、彼の方は何があったのかあまり覚えていないようでした。
 それでも、私達は何回かお互いのアパートに足を運び、そのたびに体を重ねていきました。最初はお酒の勢いでやってしまったところがあったものの、その後も私達は仲良く付き合っていきました。
 今でも彼と付き合っていた頃のことを鮮明に覚えているのですが、この経験がきっかけで、男性と普通の感覚で話せるようになったのです。前までは男性は苦手な方だったのですが、彼と付き合えたおかげで、自分を変えてくれたいい経験をさせてもらったなと思います。